「猫のイラストを描きたいけれど、どうしても上手く描けない」「バランスが崩れてしまう」という悩みは、初心者にとても多いものです。しかし、猫のイラストは複雑に見えるだけで、実は“形を分解して描く”という考え方を身につければ、誰でもかわいく描けるようになります。プロのイラストレーターも、最初は丸や三角などの簡単な形から練習を始めています。
猫を描くときに必要なのは、特別な技術ではありません。むしろ「簡略化して考える」ことが重要で、丸・三角・線を組み合わせるだけでも、驚くほど“猫らしい形”が作れます。本記事では、初心者でも迷わず描けるように、猫のイラストの基本構造、顔や体の描き方、かわいく見せるアレンジ方法、子どもでも描ける超簡単な描き方まで、実践的な内容を丁寧に解説します。
猫のイラストは「丸・三角・線」で描ける

猫を描くとき、最初に難しく考えてしまうのは“細部にこだわりすぎること”です。しかし、最初から細部を描こうとすると必ずバランスが崩れてしまいます。ここでは、複雑な形を単純化し、誰でも描けるようになる方法を紹介します。
① 頭は「丸」で描く
最も重要なのは頭の丸です。大きめの丸を描くとかわいい印象に、小さめにすると大人っぽい印象になります。丸の位置を少しだけ傾けると、動きのある表情になります。
② 耳は「三角」を乗せるだけ
丸の上に小さい三角を2つ配置すると、瞬時に“猫の頭”と認識できます。耳の大きさや角度を変えるだけでも、性格の違いが表現できます。
③ 体は「楕円」で簡単に作れる
頭の下に楕円を描けば、猫の体の基本形が完成します。丸い体にすると子猫らしく、細長くするとスリムな猫になります。
④ 手足としっぽは「線」で十分
線を数本描くだけで、猫らしい手足ができます。しっぽは曲線にすると柔らかい印象が出て、表情を追加するような効果もあります。
顔の描き方:かわいさを決める最重要ポイント

猫の顔は、イラスト全体の印象を決める最も大切な部分です。初心者でも失敗せずにかわいく描くためのコツを紹介します。
① 目は「点・丸」から始める
複雑な目を描く必要はありません。丸や点で表現するだけで十分かわいいです。大きく描くと幼い印象、離して描くと大人っぽい印象になります。
② 鼻と口は“近づけて”描く
鼻と口が近いほど幼くかわいく見えます。逆に離すとキリッとした顔つきになります。猫のかわいさを出すなら、小さくまとめるのがコツです。
③ ひげを加えて完成度アップ
左右に3本程度の細い線を描くだけで、猫らしさが一気に増します。ひげの角度を変えると感情表現もできます。
体としっぽの描き方:バランスの良い猫にするポイント

猫の体はとてもシンプルですが、少し意識するだけで見栄えが良くなります。初心者でも気をつけやすいポイントを紹介します。
① 頭と体の比率を考える
子猫を描くときは頭を大きめ、体を小さめに描くとかわいく見えます。逆にスマートな大人猫を描く場合は、体を大きめにすると自然な印象になります。
② 手足は細く短めにするとかわいい
猫の手足は細い線で表現できます。少し短めに描くほうが“かわいさ”が強調されます。
③ しっぽのカーブで感情を表現
しっぽを上げると元気、下げるとリラックス、丸めると眠い、などしっぽで感情の表現ができます。イラストに表情を加えるためにも、しっぽの角度は大切です。
かわいく見せるアレンジ例

基本を覚えたら、アレンジを加えて自分だけの猫を描けるようになります。ここでは簡単にできるアレンジを紹介します。
① ふんわり丸い体で柔らかさを出す
体を丸くしてふっくら見せると、かわいさが増します。丸みはイラストを優しい雰囲気にしてくれます。
② 色や模様を加える
茶トラ・黒猫・三毛猫など、色を変えるだけで雰囲気が大きく変わります。模様は簡単な線や点で表現可能です。
③ 子猫風アレンジ
目を大きく、鼻と口を小さく近づけると、自然と子猫らしいかわいさが出ます。
子どもでも描ける超簡単猫イラスト

最後に、小さな子どもでも描けるほど簡単な猫イラストの例を紹介します。形を少なくすればするほど描きやすくなります。
- 丸と三角だけで作る猫の顔
- 棒人間のようなシンプル猫
- 丸+線だけで作るミニ猫
- 表情違いの簡単猫イラスト
どれも非常に簡単ですが、ちょっとした工夫でかわいく見せることができます。自分らしいアレンジを加えながら楽しんでみてください。
まとめ:基本形を覚えれば誰でもかわいく描ける
猫のイラストは複雑に見えて、実は丸・三角・線の組み合わせだけで簡単に描けます。顔のパーツのバランスを意識し、少しずつアレンジを加えれば誰でもかわいく描けるようになります。難しく考えず、気軽に練習してみてください。描けば描くほど、あなたらしいかわいい猫が描けるようになります。

