最近、犬が水をたくさん飲む、食欲が異常に増えた、お腹が膨らんできた――そんな変化に気づき、「クッシング症候群かも?」と不安になって検索した方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、犬のクッシング症候群は中高齢犬に多く見られるホルモンの病気で、早期発見と適切な治療により長く安定した生活が可能です。
この記事では、犬のクッシング症候群の症状、原因、診断、治療法、余命や日常管理についてわかりやすく解説します。
犬のクッシング症候群とは
クッシング症候群は、正式には副腎皮質機能亢進症と呼ばれます。
体内でコルチゾールというホルモンが過剰に分泌されることで、さまざまな症状が現れます。
犬のクッシング症候群の主な症状

代表的な症状には次のようなものがあります。
- 多飲多尿(水をたくさん飲み、尿量が増える)
- 食欲の異常な増加
- お腹が膨らむ(腹部膨満)
- 被毛が薄くなる、左右対称の脱毛
- 皮膚が薄くなる
- 元気がなくなる
症状はゆっくり進行するため、老化と勘違いされやすい点が特徴です。
クッシング症候群の原因

犬のクッシング症候群は、主に次の2つのタイプに分けられます。
脳下垂体依存性
脳下垂体の異常によりホルモン分泌が過剰になるタイプで、全体の約80〜85%を占めます。
副腎依存性
副腎に腫瘍などができ、ホルモンが過剰に分泌されるタイプです。
診断方法

診断には、
- 血液検査
- 尿検査
- ホルモン刺激試験
- 超音波検査やCT
など複数の検査を組み合わせて判断します。
犬のクッシング症候群の治療法

治療は原因や進行度により異なりますが、
- 内服薬によるホルモン調整
- 定期的な血液検査での管理
- 場合によっては外科手術
が行われます。
多くの犬では、投薬治療により症状をコントロールできます。
余命と生活の質について

クッシング症候群は完治が難しい場合もありますが、
適切な治療と管理により、数年以上安定して生活できるケースが多いです。
重要なのは、症状を抑えながら犬が快適に過ごせる状態を維持することです。
日常生活で気をつけるポイント
- 水分摂取量と尿量の記録
- 体重・食欲の変化を観察
- 定期的な通院と検査
- 皮膚トラブルの早期対応
すぐ動物病院を受診すべきサイン

- 急激な症状の悪化
- 元気や食欲が極端に落ちた
- 嘔吐や下痢が続く
よくある質問(FAQ)

Q. クッシング症候群は老犬病?
中高齢犬に多いですが、年齢だけが原因ではありません。
Q. 治療しないとどうなる?
感染症や血栓などの合併症リスクが高まります。
Q. 一生薬を飲み続ける?
多くの場合、長期的な管理が必要になります。

